じゃがりこって誰のために開発されたのか知ってる?
知らない~誰のために開発されたの?
実は、じゃがりこは女子高生をターゲットに開発されたんだって。
え、そうなんだ。でも、なんで女子高生だったんだろう?
じゃがりこの誕生ストーリー
じゃがりこは、発売当時ではめずらしい袋入りのスナック菓子ではなく、カップ入りのスナック菓子として販売され、今ではカルビーの商品ランキング1位にもなるほどの国民的なスナック菓子になりました。
じゃがりこが開発された1992年当時、世の中は女子高生ブーム。1990年代当時は、ルーズソックスやたまごっちなどが人気の時代で「ヒット商品は女子高生から生まれる」といわれていた程だそう・・・
そんな中、カルビーのマーケティングチームは女子高生をターゲットにスナック菓子の開発をスタートし、3年後の1995年に今では世界中で愛される「じゃがりこ」が完成したのです。
今回は、発売から29年を迎えるロングセラー商品、「じゃがりこ」のカリッサクサクの食感のひみつとは?なぜ食べやすいの?結局何味が一番人気なの?という疑問をご紹介します。また、知らなかった・・・という人も多いはず!過去に発売されていた、あんな味やこんな味のじゃがりこも併せてご紹介いたします
独特の食感「カリッ、サクッサクッ」
じゃがりこは、固めの食感が特徴的なじゃがいものスナック菓子です。
公式の商品説明には「独自の製法で”はじめカリッとあとからサクサク”の心地よい食感が楽しめます。」と書いてあります。
その食感の秘密は、製造過程にありました。
じゃがいもを一度蒸してマッシュポテトにした後に、味付け、じゃがりこの形を作って、乾燥し、油で揚げる…。という工程でカリッとしたあとにサクサクとした食感のスナック菓子になっているそうです。
一度蒸してあるから固いだけじゃない、サクサクとした食感がたのしめるんですね。
販売当時は、固すぎる!と社内では反対の声も多かったそうです。
しかし担当者は、むしろこの固さがポイントなんだ!すでに固いおせんべいを好む文化がある日本であれば受け入れられるはず。だと考え販売に至っています。じゃがりこは国内だけでなく、世界中で愛されるお菓子になっており、アメリカ、中国、シンガポールではパウチ型のじゃがりこが販売されているようです。
いつでもどこでも手軽に食べれる
実は、販売当初のじゃがりこは、「じゃがスティック」という名前で、四角い箱の中に袋入りで販売されていました。箱を開けたあとにも袋を開けないといけないのは、少し手間ですよね…。
いまではお馴染みのカップに入ったじゃがりこ。
しかし、一度開けるだけで手軽にたべられるだけじゃないんです!
当時の日本はF1ブーム。車のカップホルダーに入るからカップの包装にしてほしい!という経営側の依頼があり、なんと車のカップホルダーに入るように作られています。
女子高生とF1ブーム…1990年代の日本でのブームからじゃがりこが誕生しているようです。
また、じゃがりこの開発者はスナックを食べる際に手が汚れないよう、フレーバーパウダーを生地に練り込む工夫をしています。
スナック菓子は味付けのためにパウダーが振りかけられていることがほとんどですが、じゃがりこは生地に味付けがされているから、移動中もあまり手を汚さずに食べられるのもうれしいポイントですね 🙂
細さ、長さ、の違うじゃがりこ
もうちょっと食べたい…という気持ちに応えた「Lサイズじゃがりこ」が2012年に発売しています。通常、じゃがりこの長さは約70mm。Lサイズじゃがりこは、通常のじゃがりこの約120%(84mm)の長さだそうです。
さらに、2023年には、もっと手軽に食べれるようにと「じゃがりこ細いやつ」が販売されました。「じゃがりこ細いやつ」は口を大きく開けることなく、咀嚼音を気にせずに食べられるよう配慮されています。
本数も約55本と多めに入っていて満足感もたっぷりですね。製造過程で折れてしまうなどの問題を試行錯誤した結果、完成までに4年もかかったそうです…。
結局、何味が人気なの?
現在(2024年5月)日本で販売されているじゃがりこの味の種類は、14種類。そのうちの6種類はご当地じゃがりこです。
期間限定や廃盤を含めると、これまでに発売されたじゃがりこの味の種類は、なんと100種類を超えています。
他のスナック菓子とはちがって、ふかしたじゃがいもに味付けをしてから揚げる練り込み製法なので、料理などの本格的な味わいを再現できることがバリエーションの多さの秘密のようです。
なかでも、じゃがりこ人気ランキングTOP3の味をご紹介いたします
リニューアルされた北海道の味が3位
バターのまろやかなコクと香り、塩加減がじゃがいもを最高の状態に引き立ててくれる「じゃがバター味」が3位!
じゃがりこファンからは、バターをもっと味わいたいという声が多かったそう。食べたときのバターの香りをUPさせ、2023年10月にリニューアルされています。じゃがいもとバターの組み合わせは間違いなし!
2位はチーズ好きにはたまらない逸品
しっかりしたチーズ味がクセになる本物のチーズ感を追求したじゃがりこ「チーズ味」が第2位!
本物のチーズ感の秘訣は、生地に入っている粒!粒にはつぶつぶのチェダーチーズが練り込んであります。
噛むほどにしっかりとしたチーズのコクがたのしめる大大大人気のフレーバー!
飽きない味で圧倒的1位「迷ったらコレ。」
販売当初から変わらない不動の第1位は、ポテトサラダをイメージしてつくられたじゃがりこの代表商品、「サラダ味」!じゃがりこと言えば、コレ!取り扱っていないスーパーマーケットはないといっても過言ではないくらいの定番商品ですね。
「絶妙な塩加減!」「じゃがいもの味がしっかりする!」「飽きない!」「ついつい食べちゃう…」などの声が多く、裏切らないシンプルな美味しさが大人気の理由なようです。食べ出したら「キリン」がない。キャッチコピー通りの商品です。
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